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2022年度9月例会
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2022年9月13日(火)9月例会 役員講師例会
姫路商工会議所 605会議室
「大和心から学ぶ持続可能な人づくり~我社の商売十訓をつくろう~」講師:南山大毅会員
例会担当幹事:南山・柳川
9月例会、前半は一八会の南山大毅会員による講演を行い、後半は南山会員・柳川会員の司会進行によりグループに分かれてワークショップを行いました。
開会に先立ち、永田会長より挨拶があります。
近年の人手不足の問題についての話がありました。
新入会員挨拶として紹介者の瀧元会員の挨拶、続いて新入会員の仲里航会員から挨拶がありました。
仲里会員の興味深い自身の経歴や現在の事業内容、今後の経営者としての意気込みをお話しいただけました。
前半、南山会員による講演が始まります。
第一のテーマ「日本人としての品格とは?」として渋沢栄一、二宮尊徳の話から道徳と経済の結びつきについて説明がありました。
日本人の品格、道徳観に関する推移について調査結果をもとに説明がありました。
第二のテーマ「歴史上に見る大和心~日本人の特有の品格(美徳)~」として、まずは聖徳太子の十七条憲法、冠位十二階制度と五行思想いついての講義をし、「徳」の重要性を学びました。
続いて大和言葉・万葉仮名を題材に、言葉になる前の情緒を重んじる日本人独特の感性について学びました。
普段何気なく使っている「ありがとう」「おかげさま」など言葉の成り立ちや背景を知ることで、言葉のもつ意味や情緒を再確認することができました。
次は明治天皇の教育勅語の内容にふれ現代日本の教育にも十分通ずるものがあることや、「八紘為宇」・「新嘗祭」・「いやさか」など日本人にとって天皇とはどういう存在であるかの講義がありました。
第三のテーマ「日本の商売人における品格~近江商人による心得~」として、近江商人における商売十訓ならびに「売り手よし・買い手よし・世間よし。」の三方良しの考えについて講義がありました。
「三方よし」はもともと五個荘中村治兵衛家の家訓であり、それぞれ商人の家訓が発展し、近江商人の理念となっていることや、松下幸之助の商売戦術十カ条も近江商人心得十訓を踏襲していることなどを学びました。
近江商人心得十訓の10訓目「商売には好況、不況はない、いずれにしても儲けねばならぬ」このコロナ禍やウクライナ情勢などの影響による先行き不安な現状の中、なんとも身の引き締まる言葉です。
後半、柳川会員の司会進行により「一八十訓~一八会を考える~」をテーマにグループディスカッションを行いました。
自身の考えや経験から、また会に参加する目的として一八会はどういう会なのか各グループで意見が飛び交いました。
短い時間でしたが、各グループからたくさんの会訓がつくられ、厳選された会訓を各グループから発表いただきました。
続いて南山会員の司会進行により「我社の心得十訓をつくろう」をテーマに、まずは個々に考えていただきました。
なかなか十訓まで考え付かないのではと思いましたが、すらすらと書き上げていく会員も多く日頃からの業務に対し明確な心構えをもって取り組まれていることに感心させられました。
次に、個々で考えた内容をグループ内で発表し、他の会員の考えで参考になるものを取り入れ精査し作り上げていく作業を行いました。
グループごとの発表は予定してなかったのですが、仕上がり具合も良かったため各グループから一名づつ発表いただきました。
本例会の締めとして南山会員より「三方良しから六方良しへ~SDGsの世界へ~」として、日本人が古来から持っている特有な感性が三方良しに、さらには六方良しへとつながり、10月例会のテーマであるSDGsにつながっていく説明を受け本例会は終了いたしました。
川口会員が(有)姫路保険センターの代表に就任されました。
今後、私たちが進んで行く未来について考えていくうえで、歴史を学ぶことの大切さ、日本人の特性を知ることの大切さを学べる例会となりました。